7.27(水)自然農野菜による品種研究会

自然農野菜による品種研究会

今回のテーマはトマトです。今年で二回目のトマト毎年変わる天候畑の状態。冒頭で

案内役の村上研二さんから会の目的と約束事、そしてトマトについての解説がありました。

○多品種栽培、交配することの意義
 国内では前回のテーマ“サマースカッシュ”と同様に、大手種苗会社による育種品種が、多くのシェアを占めて
います。その一方で国外へ眼を向けますと各地にユニークで豊かな品種群が存在します。
長い年月をかけて、その土地に根付いた品種は、その食文化と結びついて代々脈々と受け継がれています。
変わり続ける地球環境に対応する意味でも、多くの品種が存在すること、及び新しい品種が
誕生し続けることは理にかなっており、そのための交配、選抜は、小さく、狭い範囲で行われ多発することに
価値があると思います。福岡の地トマトの誕生を一緒に見守って下さい。

 今年は、植えたトマトは251株でしたが、その内7月末現在、生存しているのが50株(20%)のみ、
同時期において去年は43%生きていたそうです。天候やトマトの病気『青枯病』などが原因だそうです。

○トマトの病気「青枯病」
土壌細菌の1種(Ralstonia solanacearum)が引き起こす病気。土壌中に数年生き続け、
寄主が現れると寄生し、トマトの場合、維管束を菌体と生成物で詰まらせて、枯れ死させる。
7月に入って多発する。温度、水分との関係があるようだ。トマトは株が枯れあがっても、既に青い実を付けて
いた場合、実はゆっくりと熟し、発芽可能な種を残す。

 ① ② ③ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
 ④ ⑤ ⑥ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

 畑での発生は、1株発生すると、横に並んで広がる傾向がある。
①の株が発病した時に、②は外観は問題無くても、既に感染している可能性がある。
品種によって、罹り易いものと、罹りにくいものがある。

大きく育った株、元気が無いいじけた株に発生し易い。
発生した株にはホウズキカメムシが多くついていることがある。
根の傷から感染すると言われている。モグラや、畝間を歩くこと等が原因となっている可能性がある。

『青枯病の場合、土中の菌の有無が問題とされますが、

トマトも人間と同じで、 自分自身の状態が良ければ、病気にはかからないのではとも思えます。
過不足ない栄養状態にしてあげて健全にし、且つ根を傷つけないことを来年の目標にします。』村上研二さん

その後参加者の皆さんに、自己紹介をしていただきました。

きょうも、実際に畑を営まれれている農家さんから、プロの料理人までさまざまな方に

お集まりいただきました。

それでは、トマト達を食べ比べていきます!

No.  品名   発生地

※F3とは雑種第3代の意味です。

1 ブラックシーマン×ワイルト゛チェリー F3  福岡

・チェリーのようにコロンとしたかわいいトマトです。

2 ホームステット゛500×ローズ F2  福岡

・昔食べたような、懐かしいトマトの味に似ているかしら・・・。

3 “クルンコヒ゛ックユーコ゛スラヒ゛ラン×ホームステット゛500″F2  福岡

4 タイヒ゜ンクエック゛×ホームステット゛500 F2  福岡

・タイピンクエッグは雨の多いタイ出身なだけ、皮が分厚いです。

5 タイヒ゜ンクエック゛×ホームステット゛500 F2  福岡

 4とは違う株からの実です。

6 ローズ×ブランディワイン F2  福岡

・ブランディワインはアメリカで100年以上つくられ続けられている

 美味しいトマトの代名詞とも言える品種。

7 ハ゜ーフ゜ルカラハ゛ッシュ×エハ゛ーク゛リーン F2 福岡

8 エバーグリーン 固定  アメリカ?


・エバーグリーンは熟しても永遠に緑色ですね!

9 タイピンクエッグ 固定  タイ


・タイピンクエッグ:酒井さん作 『品種研究会種の種交換会の時に
岡部さんから頂いた種を育てました。』

以上 9種類ものトマトを食べ比べしました。(塩から反時計回りに食べていきました!)

それぞれ、表情、香り、味わい、たくさんのことを感じることができました。

『来月は8月24日水曜日に予定しており、内容は色んな野菜を集めようとしています。
中心は南瓜になると思います。毎年南瓜がなりだすとイノシシが食べに来ます。

畑を守るために、あわてて対策を練り直そうとしています。

南瓜も日本南瓜の仲間を中心に集めようと思っています。

楽しみにしててください。 』 (村上研二さん)

参加者のみなさん村上研二さんありがとうございました。

イベントレポート

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