12.22 自然農野菜による品種研究会

■12月22日(水)
自然農野菜による品種研会
案内役:村上研二さん  農夫印 http://www1.bbiq.jp/noufujirushi/
開催場所:伊都安蔵里

“自然農野菜による品種研究会”
定番から珍しい物まで、いろいろな品種が集まります。食べて、食べて、また食べて、それぞれの個性に迫ります。農家からは品種の来歴や、栽培上の特性についての解説があります。野菜をもっと好きになること間違いなし!お気軽に、お腹を空かしてご参加下さい!12月のテーマは“人参”です。

 今日は冬至です。一年で一番日照時間が短い日です。
旧暦の方が農業をするにおいては、便利であり自然のリズムとあっていると言いますが、新暦の1月1日を迎えてから、どんどん日が長くなる事を、感じることが出来る、新暦もまた意味があると思います。

これだけの人参を見比べると色の違いが良くわかります。

お正月に、おせち料理で“紅白なます”を食べますね。最近主流の人参を使うとオレンジと白に見えますが、中国経由で伝来した系統である金時人参は凄く色が赤く濃いので、これを使うと

まさに紅白のなますとなります。

きょうは、人参といっても本当に個性的でさまざまな色合いがあります。
同じ色の中でも味も香りも違いますし、それぞれの個性ををより感じてもらいたいと思います。

会の冒頭で村上さんから、人参の説明をしていただきました。
□ニンジン
原産地はアフガニスタンと言われる。
元々、白、紫、黄色など色も様々である。
西と東へ伝搬し、西で短根オレンジタイプが成立し、世界的にに広まった。
東では、長く赤紫の系統が発展。日本へは先にこのタイプが伝わる。現在は育て易さにより、短根オレンジが日本でも主流である。
昨今のバーニャカウダブームなどに応じて、カラフルなもの、香り強いものが再評価させる可能性がある。一般的に芯(CORE)が細く、肩まで色づくものが好まれる。冷涼な気候を好むので、九州では秋播き冬採りが最も育て易い。種採りは近交弱勢が起こり易いので、なるべく多くの母株を用意する。

芯に比べ皮の周りの方が香りが強いといわれています。
順調に育てば種から100日程で収穫サイズになります。重さで言ったら何倍でしょうか?すごいことです。

種も良い香りがするのでスパイスとして使用できるのではないか?種の利用方法をご存じの方がいたら教えてください!(村上研二さん)

それではいよいよ食べ比べです!!

1、<Cosmic Purple>

この会は私が一方的に教えるような会ではありません。

みなさんで教え合う会です。ご意見や知識がありましたあどうぞおっしゃって下さいね。(村上研二さん)

・色が綺麗~。

この種は、アメリカの種屋さんから買いました。(村上研二さん)

・栄養満点かもね!
・おいしい!

2、<Cosmic Purple>

3、<Atomic Red>

・寒くなると葉っぱが固くなってしまいますね。葉っぱの良い調理方法はないかしら・・?

4、<Chantenay Red Core>
1929年に登場 発生地:フランス

5、<金時>
東洋系 発生地:日本

6、<Snow White>

7、<Luna White>

・ルナホワイトは上と下で味が違うことを感じていただくために輪切りにしました。
 この品種は比較的芯が大きいことが分かります。(村上研二さん)

8、<Solar Yellow>

9、<Amarillo Yellow>

・みずみずしい・・・。

10、<金美>

・切った感触が違う。

11、<Muscade>

    発生地:北アフリカ

・歯ごたえバッチり。固い柿を食べているような感じがする。

12、<Early Nantes>

     発生地:フランス

・きょうは、生が美味しく感じる・・・。

13、<Jaune Obtuse du Doubs>

     発生地:フランス

14、<Ancient Carrot Carola>

15、<ドイツミックス>
   発祥地:ドイツ?

・個性的で味が濃い、甘みが強い感じがします。

・あ!うまい!

16、<リトル>

・本当にリトルだわ☆
・柔らかいね~。

・生食用にはぴったりだね…。
・味はすっきりしてだれでも美味しく食べれるような味ですね。

17、<黒田五寸>
   発祥地:日本

昔から日本で出回っている品種です。(村上研二さん)

18、<新黒田五寸>
  発祥地:日本

以上、18種類もの人参を食べ比べしました。

最後に、金美人参と黒田五寸人参入り、マクロビクッキーをあおぞら農園の松本さんが作ってきてくれました☆

マクロビクッキーならではの噛めば噛むほど、旨味が口の中に広がっていきます。味も、全粒粉をベースにナッツが入って芳ばしさと絶妙な塩加減の中にほんのり甘みが。みなさん大絶賛でした。 松本亜紀さんありがとうございました。

~それぞれの感想~
・人参はやっぱり、生で食べるのが一番美味しい。
 コズミックパープルの彩が美しく感動しました。
・私も人参を作っているけど、こんな風に生で切って食べたのは初めて。甘みがあり料理にも生で使うのもいいなと思いました。良い勉強になりました。
・白い人参もびっくり、体験できてよかったです。クッキーもありがとうございました。美味しかったです。
・全体的に香りがあって 特に西洋のものは香りも味も香りも個性が強く、また新しい魅力を発見しました。
・現在台湾在住。庭でガーデンキッチンをしています。台湾でも良く育つのは、人参である。黒田五寸自家採取している。金美は台湾でも育つのではないか?
・村上さんの畑の人参は身が締まっている気がしました。特にドイツは香りが強い気がしました。
・一貴山で田んぼをしています。
・昔から人参は、苦手で、今月のテーマは人参で・・・“げっ”と思っていましたが、固定観念にとらわれず参加してみみました。
・ヨーロッパ系のものは子供のころ食べた味とは違い、黒田五寸は昔から親しみのある味と感じました。
・色んな人参を食べて世界が広がりました。1、2、の甘い奴や、13での白白なます、面白かったとおもいました。

<村上研二さん>
いっぺんに自分の家で食べ比べると、大変です。こういった会を開いて皆さんと食べ比べして、学び合い、また、参加してくださった皆さんの視点を知ることが出来、私自身も本当に沢山の気づきをいただいています。現在、畑での育ち方まで考慮して、来年の種を注文しようとしているところです。

<松本亜紀さん>
主人と息子と家族3人で畑を運営しています。
シンプルな野菜の味をどうやって作っていいけばよいかを研究しています。
美味しい人参をどうやって作っていったらいいのか?
個人的には、ドイツの人参が一番好きでした。

1月の品種研究会は、11月の大根のその後に加え、西洋のカブ“スウェッド”も何種類か登場します。
そして、2月以降もこの会は続いていき、もちろん一年たったら、同じテーマも出てきます。
 しかし、同じテーマでも新しい品種が加わったり、気候が違ったりと、毎年毎年、この野菜達の味と個性は変わっていきます。
来年もどうかよろしくお願いいたします。(村上研二さん)

来年は、1月14日(金)19:00~21:00   ※毎月第2金曜同時間
<天神やさい教室>
案内役:村上研二さん:農夫印
参加料:2500円
開催場所:天神カーサキューブ  http://www.casacube.com/model/tenjin
この教室は、放課後のクラブ活動や、お気に入りのカフェの様に
ひとりで気軽に立ち寄れる、そのような場所です。もちろん参加資格もありません。テーマ野菜の多くの品種を食べ比べて、それぞれの魅力を発見します。
少しのお酒とおつまみを楽しみながら、農や食、暮らしについて話します。
1月のテーマは「大根」です。多くの大根が集まる予定です!

たまちゃん, イベントレポート

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